
細胞の老化現象は元々細胞内に老化がプログラムされているというプログラム説、細胞分裂の際に少しずつ発生する突然変異によってミトコンドリアの呼吸活性が低下し、それが老化に繋がるエラー説などがあります。
wikipedia:老化
筑波大の研究グループが胎児から12歳までの若年グループと80歳から97歳までの老年グループの繊維芽細胞を調べた所、ミトコンドリアの呼吸活性は老年グループの方が有意に低下していたものの、ミトコンドリア内のmtDNAの突然変異の蓄積率は若年グループと老年グループで有意差が無い事が明らかになりました。
更に繊維芽細胞をiPS細胞にして初期化し、その後繊維芽細胞に再分配した所老年グループの呼吸活性が若年グループレベルまで回復している事が分かりました。
これにより加齢による呼吸活性の低下は突然変異のような不可逆的なものではなく可逆的な変化であると考えられるとの事。
その後研究チームは原因遺伝子であるアミノ酸(グリシン)代謝に関係するGCAT遺伝子を特定しました。
この遺伝子は加齢と共に発現率が低下するものの、細胞を初期化して再分配した後は発現量が回復しました。
また培養液にグリシンを添加すると呼吸活性が回復した事からグリシンの定期的な摂取が老化の緩和に有効である可能性もあるとの事。
今後はマウスを使ってさらに研究をすすめるそうです。
細胞を若返らせる、あるいは老化を遅らせる事が可能になるかもしれない筑波大の研究に対する海外の反応です。
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